コロナやインフルエンザのマスク効果

マスクの効果

 

マスクは、ほこりや飛沫などの粒子をフィルターによって捉えようとするもので、フィルターの網目よりも対象となる粒子が大きければ、それを捉えることが可能です。現在ではマスクの製造技術も進み、複数のフィルターの層を重ねるなどして、さらに細かい粒子まで捉えることが可能になってきています。

 

一般的に、マスクを使用して捉えたい対象は、花粉や、ウィルスが含まれた咳やくしゃみの飛沫です。花粉の粒子は20から30マイクロメートルくらいの大きさですが、インフルエンザなどのウィルスの大きさは0,1マイクロメートルほどしかありません。よって、インフルエンザなどのウィルスは非常に軽く、それ自体では空気中を移動することはできません。

 

ウィルスは唾液などの液体に含まれて、その飛沫と一緒に空気中を移動することになります。唾液などの飛沫の大きさは5マイクロメートルほどですので、インフルエンザ対策のためにマスクを使用するのであれば、そのマスクのフィルターの網目はそれより細かいことが求められます。

 

仮にマスクのフィルターはその条件をクリアーしたとしても、マスクを使用している人が吸い込む空気が全てフィルターを通ってきたものとは限りません。実際、顔とマスクの隙間からも多くの空気が吸い込まれていきます。そうなると、マスクをしていても、ウィルスを含んだ飛沫などを吸い込んでしまい、インフルエンザなどに感染してしまう可能性があるのです。

 


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