予防の実際
既にウィルスに感染している人、またはその可能性があり咳やくしゃみなどが出る人は、周りの人に感染を広げてしまう恐れがあるので、できるだけ外出は控えるようにして下さい。
どうしても外出しなければならない場合は、不織布製マスクを必ず使用するようにして下さい。コロナやインフルエンザなどのウィルスは咳やくしゃみなどの飛沫に含まれるだけではなく、机やドアノブ、スイッチなどに付着している場合があります。健康な人がそれらの部位を触った手で自分の口や鼻を触ることで、ウィルスに感染する可能性があります。
もしここで、マスクを使用していれば、ウィルスに感染する可能性は軽減されます。そういう意味では、健康な人がマスクをする意味はあります。ただ、健康な人がマスクを使用したとしても、空気中のウィルスを含んだ飛沫を完全に吸い込まないようにすることは不可能です。
したがって、ウィルスに感染している疑いがある人にはあまり近づかないこと、インフルエンザ流行時は人混みをできるだけ避けること、手や指を清潔に保つことなどが、インフルエンザ感染予防にとって大切なことです。
どうしても、インフルエンザ流行時に人込みに入る可能性がある場合は、最低限の対策として不織布製マスクを使用して下さい。